雨上がりの朝練(アルト編)

 
 日曜に早起きしてサイタマ県との県境にある自A隊駐屯地に隣接する都立公園(道路1本挟んだ北側にはサイタマ県側の公園があるので全部あわせるとエラく広大な敷地になる)でサックス吹いたりしているわけだが、3週目となる今回は今までのテナーに代えてアルトを持っていくことにした。
 
 アルトはチャリでは運べないので、クルマに積んでいくことになる。サイタマ県側にも東京都側にも駐車場があるのだけれど、朝の早い時間帯は東京都側の駐車場しか入れない。というのも、東京都側は野球場や陸上トラックを備えた「運動公園」ということになっていて、朝っぱらから野球をしていたり陸上のトラックをグルグル走っている人たちがいるので、開門時間が早いのだね。
 
 
 
 さて、今回、テナーでなく、アルトを吹こうと思ったのには2つの理由があった。
 
 
 
 理由の1つめはリード選び。音色が多少ラフでもいいから、レスポンスのよいもの。雑味歓迎、エッヂの効いた、強めのアタックにもへこたれないリードを探していたのだ。
 
 理由の2つめは、「雨上がりの夜空に」のサックスパートを吹くこと。ライブ音源と楽譜を聴き比べると、ライブ音源(主として「ラプソディ」)は、音域外の音が占める割合が6割〜7割あることがわかる。しかも、楽譜の書き方が、なんつーかテキトーなのである。
 
 こうなると、ほとんどアドリブで吹くしかないではないか。とはいえ、外しちゃならない特徴的なフレーズだけは何とかして再現しないとならないハズ。で、重要視したのは次の2箇所。
 
 最初が、イントロの、
「ぱぱら〜〜ん ぱらっ  ぱあああん らあああん ぱらっぱあああん♪」につづく、
「ぶひゃららぱっぱら〜 ぶひゃららぱっぱら〜♪」の部分。
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 これは、イントロに限らず、何度も出てくる、特徴的なフレーズだったりするので、絶対に外せない、はず。
 
 つぎに、
「Oh! 雨上がりの夜空に流れる〜 Woo! ジンライムのようなお月様♪」と
「こんなよるに おまえにのれないなんて〜♪」にそれぞれつづく、高音の
「パッ! ペッ!」というアタック音。これがキレよく下品に決まらないとカッコつかない。
 
 

 
 
 この2つとも、まあ、うまく吹けた(と思う)ので満足。とくに、「パッ! ペッ!」は、エレキギターの音に埋もれないように、しっかり際立たせねばならない。おそらくサックスはマイク使わずにナマ音だけでの勝負になるだろうから、音色を決めるリードは大切なのですよ。
 
「マウスピース変えたら?」の意見は、経済的理由などにより却下。