映画『モールス』 試写会に行ってきたぜ!
先週末は、22(金)、23(土)、24(日)と3日つづけて1日1作品ずつ、合計3本の映画をスクリーンで観た。
ここ半月ばかり、なんとなく「がらんどう」というか、空っぽになっていた自分の内面を満たすためというか、何か充填というかインプットしておかないと何にもアウトプットできないのでここで何か入れておこうと、そういうこと。
とはかぎらない。観たいから観た。ただ、それだけ。
まずは1発目。これは、どうしても観たかった映画。試写会に応募する際に、他の作品に当選したんじゃ元も子もないと、他には一切応募せずに狙いをこれ1点に絞った甲斐あって引き当てることができた。なので非常に嬉しい。
映画『モールス』
公式サイト: http://morse-movie.com/
予告編: http://www.youtube.com/watch?v=zrpHiDECjlA&feature=player_embedded
去年の今ごろ試写会で観たスウェーデン映画『ぼくのエリ 200歳の少女』のハリウッド・リメイク版である。主演は『キック・アス』でヒット・ガールを演じたクロエ・グレース・モレッツ。
ついつい、スウェーデン版の『ぼくのエリ』と、ハリウッド版の『モールス』とを比較してしまいたくなるのだが、比較すること自体にあんまり意味はないだろう。それぞれ目の付けどころや力の入れどころが違っていて当たりまえで、どっちが好きか嫌いかハッキリさせなくてはならない必要性などないのだから。
ん? なんかこれって、二股かけてたのがバレちゃった男が、
「その人と私のどちらを選ぶの?」
「はっきりカタをつけてよ」と、詰め寄られて、
「ふたりとも愛してる」って言うみたいな結論に似てなくもないね。
となると、オチは当然、
「やってられないわ」だよね?←絶体絶命だわ
「誰かといっしょにいたい」または、「誰かとつながっていたい」と、強く思った映画です。
にんげんは、ひとりでは生きていけないわけで。どこかで誰かとつながって、誰かといっしょに生きていくものなんですね。じゃあ、その誰かって誰よ?ということを考えざるを得ないです。
親子や夫婦、恋人や友だち。ご近所さんや職場の同僚といった知人。日常、消費している食べ物や衣類などの生産や流通にかかわる人びとなどなどが、何らかのかかわりがある人たち。
親子の間がらは外して考えるとして、夫婦、恋人、友だち関係の人たちが距離の近い関係にある。しかも、その相手というのが、自分が「相手を選んだ」と同時に、相手が「自分を選んだ」間がら。
当然のことながら、自分と相手とは生まれも育ちも経歴も考え方も価値観も何もかもが、まるっきり違っていたりもするわけです。そういう「違い」を飲み込んで相手を自分が受け入れることができるかどうか、相手が自分を受け入れてくれるかどうかが、お互いの関係を成立させるカギになる。
もちろん、自分で自分を受け入れることが第1歩。自分を知って自分をありのまま受け入れて、ついで相手のことを知って相手を受け入れる。それが好き嫌いやこだわりを超えてお互いを受け入れる「愛」だと、ひょっとしてそう言いたいのか?
映画『ぼくのエリ 200歳の少女』
公式サイト: http://www.bokueli.com/
予告編: http://www.youtube.com/watch?v=iifcR6wf0Z4&feature=player_embedded
などということを考えていたら腹が減ってきた。そういえば夕食も摂らずに試写会場に駆け込んだったのだ。試写会が終わったのは夜9時ごろだもの、腹が減るのも当然だ。
試写会場は中野だった。中野には、前から一度行ってみたいと思っていた「鶏の美味い」店がある。いい機会なので寄ってみた。
■中野「丈ちゃん(じょうちゃん)」
食べログ: http://r.tabelog.com/tokyo/A1319/A131902/13057110/
白レバーが美味い。刺身も串焼きもどっちもイケる。串焼きの焼き加減は「レア」、これがバツグンに美味い。
選べる刺身3点盛りに、我われは白レバーとハツとササミの3つを選んだが、ササミの代わりにムネ肉も人気なのだとか。今度はムネ肉もためしてみようと思う今日このごろ。
私はつくねが好きで、どこでも必ず食べたくなるんですよ。タレ焼きに卵をつけて食べるのもいいですが、こうして塩焼きってのもイイもんですね。そうですか、あなたはボンジリがお好きですか、ここのは脂の焼け加減がちょうどよくて美味しそうですね。うわ、美味いわこれ。いや、美味しい。
シメは鶏茶漬けといきましょう、このスープの味がいいですね。(血圧が気になる)私にはちょっと塩辛くも感じますけど、お酒を飲んだあとにはこういう塩気のある方が美味しいものなんですよね。
なあんつってたら、いつの間にか24時まであとわずかな時間になってしまい、下りの青梅行きだか何だかの最終電車にギリギリ駆け込んで吉祥寺。ホームからの階段を降りてきたら、さらに下にあるはずの北口に通じる改札が見当たらなくて慌てたりもしたけれど、25時まである深夜バスで無事に帰宅できましたとさ。
※土日に観た映画の話につづくはず