まだ10日も8月が残っているというのに上着を着て通勤なんて

 
 金曜日に雨が降ってからガクンと気温が下がってから、土曜日曜と涼しい週末を過ごして迎えた月曜の朝。外気温は21℃あるかないか、これはもう涼しいを通りこして肌寒いレベル。
 
 リビングのカーテンとサッシを開けて外の空気を入れることが毎朝起きて最初にする仕事なのだが、今朝はサッシを全開にはしないで幅約10センチにとどめておくという、控えめな開き加減にしておいた。
 
 そうやって室内温度を調整したのはTシャツ+半パン姿でいられるように、だ。
 
 エアコン? そんなもん土日を通じて使ってませんでしたよ。涼しかったからその必要性を感じていなかったし、ね。
 
 
 
 しかし、室内はそれでよくても、ふだんの半袖ワイシャツ+ノーネクタイで上着レスのクールビズ・スタイルでは、戸外に出るには少々どころか随分と軽装すぎるというか無防備すぎたようだ。
 
 玄関のドアを開けて1歩外へ出たとたん、8月にしては低すぎる気温に対して、ただちに身体が反応した。全身の毛という毛が、一瞬のうちに、自らの意志をもって一斉に立ち上がったのだ。
 
 腕になんかアッというまに粟つぶみたいなブツブツが一面に浮き出てきた。「さぶいぼ」である。なにしろイッキに寒さを感じたのだから当たりまえといえば当たりまえの生理反応。
 
 
 
「やっぱり上着を着ていこう」
 
 
 
 でも、ネクタイはしないんだよね。