ピンク男子?
日テレより、今朝の“ZIP!”ネタ。
さいきん、巷ではピンクを着る若い男性が増えているという。ピンクといえば、若い女性が好んで身につける色だと思われていたのが、どうやら変わりつつある、ということらしい。
ピンク色に対して抱いている一般的なイメージといえば、だいたいこんなところかな?
↓
・かわいい
・あかるい
・やさしい
・やわらかい
総じてだいたい女性的。これをカタカナに言い換えるとジョセーテキ……じゃなくて“フェミニン”な感じ。
「タタカうオトコ」のイメージではないね。なので、コワそうとか、近づきがたいとかいう印象を相手に与えない。むしろ、やさしそうとか、楽しそう親しみやすいとかいう印象で、相手(特に女性)から受け入れられやすいようだ。
男性にとって、女性から受け入れられやすいということは非常に重要なポイントですよ。これホント。
番組では、今まで一度もピンク色を身につけたことのないという50代半ばの男性管理職に、ピンクのワイシャツ+ピンクのネクタイ姿で出勤してもらって1日密着取材。
「かわいいです」
「似合ってます」
「話しかけやすいです」
「あかるい感じ」
なかなか好印象である。
そこへ、思い出したように妻が、
「そういえば、あなたもむかし、ピンク着てたことがあったわよね」と、どーでもいいことを言う。
「ピンクのシャツとか、ピンクのネクタイとか」
そういえば、そういうこともありました。ピンクといっても薄っすいピンクね、桜色みたいな。
「こないだも、Zoffでピンクのフレーム試してたし」
そのときは、「C-C-B?」ってツッコんでたじゃん。
「ホントは、ピンク、嫌いじゃないでしょ?」
まあね、似合うかどうかは別として、嫌いな色じゃありません。
「でも、ここ何年か、あなた、ピンクを買ってないわよね。服の好みでも変わったの?」
彼氏/彼女の着るものや身につけるものの趣味が変わったら、それは浮気のサインかも。とかいう言葉を、赤い鳥居の奥にいる探偵さんから聞いたことがあるような気がしたが、それはまったくの気のせいです。
過去を振り返ってみればすぐわかる。ピンクの服(たとえばシャツ)を買ったときの状況を思い出してみよう。
たしかにピンクは嫌いじゃないが、私にとってピンクはメインの色じゃない。基本は白か黒か紺かグレーなユニクロカラー。ピンクは「外し」というか「遊び」の色になる。
たとえばシャツを選ぶときならこんな感じ。まず白を手に取って、ついで淡いブルーか淡いグレーの無地または細いストライプのものを比べながら……と選んでいく。ここまでで手に持ってるシャツは3枚。
あともう1枚を追加で選ぼうかな、というときになって初めて候補のひとつになる色。それがピンクなのだ。
じっさいの買い物の場面では、すでに選んだ3枚にもう1枚ピンクを追加する、という機会には恵まれなくなっている。むしろベクトルは逆向きで、さいしょに手に取った3枚のうちの1枚を落とし、残った2枚をお買い上げするという節約モードな傾向にあるくらいだ。
こうしてピンク購入のチャンスから遠ざかってしまっているんだね。趣味が変わったというわけではないのだよ。ご安心ください、お嬢さん。
しかし何だな、ピンク男子といえば、その第一人者は全身ピンクでキメキメの、このひと以外には考えられないね。
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林家ぺー
(林家ペー・パー子 オフィシャルWebSite: http://8848pp.jp/ )