サイショがカンジン

 
 なんだか気になるニュースである。
 
 
■夫の小遣い「3万円以下」が5割超、家計の管理をするのは82%が「妻」。(Narinari.com) - エキサイトニュース
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20111026/Narinari_20111026_16589.html
 
 
 たとえば給料の手取りが30万円あったとして、それを、夫の小遣い3万円と、妻に渡す家計費27万円とに分けるとしよう。その場合のお金の流れる方向が、夫から妻へと向かうものなのか、妻から夫へと向かうものなのかによって、夫婦間の力関係に大きな影響を及ぼすことを胆に銘じてもらいたい。
 
 あなたの一生を左右する(かもしれない)モンダイですよ。
 
 家庭内における夫の立場を軽いものとしないためには、給料の振り込まれる銀行口座を夫が管理しておくことを強くオススメする。
 
 なぜか。
 
 その答えはじつに単純。お金の流れというものを、水の流れと同様に、高いところ(上)から低いところ(下)へと流れるものであると考えればわかりやすい。
 
 銀行口座を夫が管理している場合、夫は振り込まれた30万円のうちから自分の小遣い3万円を引いた残りの27万円を妻に渡すことになるが、そのとき、妻にとって夫は「毎月27万円を与えてくれる男」に見えるだろう。
 
 逆に、銀行口座を妻が管理していて、振り込まれた30万円のうちから3万円を小遣いとして妻から夫へと渡す場合、妻にとって夫は「毎月3万円を与えてやる男」に見えるはずだ。
 
 さて、妻にとって、「27万円を与えてくれる男」と、「3万円を与えてやる男」と、どちらが価値のある男に見えるだろうか。
 
 単純に「お金の分配」のモンダイだと考えれば、夫の手元に3万円、妻の手元に27万円が渡るだけのことで、結果には何の差も生じないはずなのだが、お金が流れる方向がどちらを向いているかによって、そこから受ける印象が、大いに異なるものとなってしまうのである。
 
 しかも、それは未来永劫つづくのだ。
 
 もしかして、取り返しのつかないミスを犯してしまったのかもしれないよ。