ひるれん&ゆうれん

 
 ふと気づけば、かれこれ1ヶ月半くらいサックス吹いてねーじゃん?というわけで、土曜日と日曜日と2日つづけてテナー背負ってチャリこいで公園行って吹いてきた。
 
 土曜日は夕暮れ前のまだ日があるうちに、日曜日は夕暮れ終盤から。それぞれ1時間半くらい。とくに「これを練習しよう」とかいうこともなく、その場の気分で吹いてみた。
 
 ちゃんと音が出るか、ちゃんと音になるか、狙った音で鳴ってるか……を確かめるくらいのつもりで。
 
 なんか思い出した曲やフレーズがあったら、試しにそれをなぞってみる。こんな感じだったっけ?と、脳内で再生しながら。
 
 たいていの場合は、脳内での再生がいい加減だったりするうえに、それをなぞろうとしているサックスを操る腕前も覚束ないものであるから、再現されて鳴っている曲やフレーズは、もはや原型をとどめていないほど著しく劣化したものになっている。
 
 そのため、吹いていて迷子になることもしばしば。
 
 たとえば、『アメイジング・グレース』で始まったはずなのに、高音でヒラヒラしばらく舞っているうちに、いつのまにか『テネシー・ワルツ』になっていたとか、先日亡くなったばかりのシルビア・クリステルさんを偲んで『エマニエル夫人のテーマ』を吹き始め、
 
 た〜ららららら〜〜ん♪
 た〜ららららら〜〜ん♪
 た〜ららららら〜〜ん♪
 た〜ららららら〜〜ん♪
 
と、階段を下りていったら、いつのまにか『枯葉』のフロアに迷い込んでいたとか。
 
 
 
 不思議なことが起きたりします。
 
 
 
 そうそう、調子にノって『テキーラ』吹いてたら、子どもたちが寄ってきましたよ。
 
 あのね、キミたちね、知らないおじさんにむやみに近づいてったりしちゃ、いけませんよ。珍獣じゃないんだから。
 
 
 
とゆーわけで、『エマニエル夫人』のテーマ
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ついでに、『テキーラ』を The Champs のライブで
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