それを、浮気と呼んだりするのか?

 
 12月に入り、気温がググんと下がって、朝晩の冷え込みを厳しく感じる今日この頃ですね。
 
 すっかり土日の恒例となった(←?)、公園でのサックスの朝練・夕練も、楽器が冷え切ってしまい、吹き込む息の届きにくい先端に近いところまでキィをふさいで鳴らす音と、そんなにキィをふさがずに鳴らす音との音色の差が著しくなった(←管の暖まり具合が違うから、だと思いたい)と感じる季節になりました。
 
 さて、そんな折も折、ぼんやりと楽器屋さんの中古楽器コーナーを見ていたら、お手軽価格の中古アルトを見つけてしまいました。
 
 ・ヤナギサワ A−500(10〜12万円くらい)
 
 これって、私が持ってるテナー(T−500)と同時期の同ランクの、わりかし枯れた感じの、渇いて硬い音で鳴る楽器です。まろやかに響くヤマハに比べるとワイルドにジャキジャキ鳴るかな。製造は1970年代後半から1980年代前半頃でしょうか。ちなみに、私の持ってるT−500は1983年製です。
 
 もう1本、これはA−500よりは年代が新しいもので、
 
 ・ヤナギサワ A−901(12〜14万円くらい)
 
 これは、けっこう吹き込まれていた楽器っぽい。500シリーズが、いかにも廉価版っぽく、細かいところでコストを削っているのが見え見えなのに対し、スプリングは鋼だし(500はステンレス)、立派な彫刻も施されている。見た目も年季が入っていてシブいと思います。
 
 どっちも頼めば試奏させてくれるというので、こんど、マウスピースとリードを持って吹かせてもらおうかな?なんてことを考えています。←いつ行くのだ?というツッコみは、いったん横に置いといて。
 
 
 
 ここでひとつギモン → 楽器、増やすのか?
 
 
 
 んなワケ、ねーだろ? だって、すでに手元にサックスは3本もある。
 
 ・ヤマハ YSS−62(ソプラノ)
 ・セルマー SA80シリーズⅡ(アルト)
 ・ヤナギサワ T−500(テナー)
 
 4本目なんか買った日にゃ……。しかもアルトはシリーズⅡにつぐ2本目ってことになる。買うならバリトンだろ?……じゃなくて、
 
「アルト2本も要るのか?」というギモンが浮かんでくるってことだよな?
 
「アルトが2本あるといいなあ」とか、ダジャレを言ってる場合ではない。
 
 自分はアルトがメインで、そのアルトのメインがシリーズⅡだってことは既にわかりきっていることであって、アルトのサブにもう1本あってもいいかなあ、とか、考えたのである。メンテとかあるし。多少荒っぽく吹きたいとき用としても、パリッと鳴るヤナギサワって適してそうだし。要するに、どっしりと居座っている正妻のシリーズⅡの他に、ヤナギ腰の愛人を持とうということなんだけどね。
 
 
 
 ここでもうひとつギモン → 先立つモノは?
 
 
 
 そんなの、持ってるワケ、ねーだろ? じゃあ、どーすんの?……ってところで、
 
「何か1本、手放すっきゃないんじゃねーの?」ってところに差し掛かるワケで、そうなると当然、
 
「じゃあ、何を手放すんだよ?」ってなって、
 
「え〜? リンダ困っちゃう♪」ってなってるワケ。←リンダって誰よ?とツッコむところです。
 
 
 
 メインはアルトと決めているので、手放すとすればソプラノかテナーだな(ソプラノとテナーを両方手放すというテもなくはないが、それはこのさい考えない)。となると、アルトとの持ち替えをテナーにするのか、それともソプラノにするか……のモンダイだってことになる。
 
 しかし、そもそも、手持ちのサックスを売ったらナンボになるの?というところで、ヤナギサワのT−500に市場価値なんてあんのかよ?ということになり、そうすると自動的にヤマハのYSS−62が候補にあがる。
 
 
 これもタマ数、少なそうだからなあ……。果たして、ナンボになるんやろか?
 
 

 

 

 
 
 近々、楽器屋さんに持ってって査定してもらおうかな? とか思っています。